甲手(小手)の手入れ
甲手(小手)は、防具の中で一番損傷しやすいものですので、普段のお手入れが肝心です。
ご使用後には、手の内の革をマッサージをするようによく引き伸ばして柔らかい状態にします。その後、、風通しの良い場所で、必ず日陰干しでよく乾燥させるように心掛けて下さい。
特に汗を多くかく夏や湿気の多い梅雨時には、不衛生になりますので防具入れの中に入れたままにせず、風通しの良い日陰等に干して乾燥させて下さい。
どうしても甲手(小手)を洗いたい時は、1晩バケツに浸け置きしておき、中を歯ブラシで
直射日光に当てると、革の部分が硬くなり破れやすくなりますので充分注意して下さい。
また汗が残っている状態で使用しても、革の部分が破れやすく寿命を縮める結果となります。出来ればもう1組の甲手(小手)を用意して、交互に使用することをおすすめします。
革が破れた時は、専門店でパッチ当て、または革の張替えを依頼しましょう。
また面と同様に、クリーニングや点検などを専門店へご相談されるとよいでしょう。
甲手(小手)を着ける時も外す時も、作法上と寿命を延ばす観点から、必ず甲手(小手)ぶとん(筒の部分)を持って着脱するようにしましょう。甲手(小手)の着脱について