日本剣道形 動画

日本剣道形の動画とコツ、ポイント

全日本剣道連盟の公式サイトにも掲載のある日本剣道形の動画を紹介します。

 

平成20年の第56回全日本剣道選手権大会で披露された公開演舞です。

 

 

日本剣道形のコツやポイント

 

初段〜弐段(弐段を)目指す方

 

まずは、日本剣道形の形(形)をしっかり学びましょう。
この動画を見てすぐ分かることは、日頃自分達がやっている日本剣道形が、形(かたち)だけに捉われて、いかに淡々とやっているかということだと思います。
日本剣道形は相手があってこそできるもので、相手との呼吸を合わせるのが特に難しいところです。
中には、自分勝手にサッサッと進めてしまう相手もいます。
日本剣道形をしっかりと練習し、『自分が相手に合わせてやる』ぐらいの気持ちで日本剣道形の練習に励みましょう!

 

昇段審査の一般的事項についてのページでも述べましたが、初段〜弐段(ニ段)の受審において気をつけるべきポイントは、以下のとおりです。
・日本剣道形の形(かたち)だけ覚えて淡々とやらないこと(迫真の演技をするつもりでやるとよい)
・九歩の間合いから前に3歩詰めた時⇒一足一刀の間合いになっていること
・技を終えて別れる直前⇒横手(切先)の間合いになっていること
・打太刀の時⇒面や小手の部位に届くように間合いに注意して打つこと
・仕太刀の時⇒打突部位に届くように打つこと(頭や手首の上に木刀が届くように打つこと)
・打太刀よりも仕太刀が先に動かないこと(仕太刀が先に動いていいのは、6本目の下段の構えの時だけ)

 

これらは、先生から指導があっていたとしても、数をこなさなければなかなか身に付かず、技を終わらせようということばかりに意識がいってしまいがちです。
仲間や相手が、これらのことを無視して日本剣道形をやっているようなら、『自分が教えてあげる』ぐらいの気持ちでしっかり練習しましょう。

 

 

参段(三段)〜五段を目指す方

 

昇段審査の一般的事項についてのページでも述べたとおり、段位が上がるにつれ審査で見られるべきポイントが増えてきます。
特に形(かたち)だけ覚えてやっているという状態からは、確実に卒業している必要があります。
動画では、素人の方が見ても、迫真性や緩急強弱が備わったものと感じるだろうと思われるのではないでしょうか?

 

気をつけていただきたいこと、審査で重視されるポイントは、
・迫真性、重厚性
・理合
・緩急強弱
・残心
・半身、入身
です。
特に四段以上で実施される小太刀の形における残心や半身、入身は、意識して学ぶ必要があります。

 

 

小太刀3本目の残心のあとは、なぜ左足から下がるのか?

 

剣道や日本剣道形の足裁きにおいて、後方に退く時は、後ろにある方の足から動かすのが一般的です。
唯一逆の動作を取るのが小太刀3本目の残心直後の左足の動作です。
小太刀3本目の残心の時は、左足が前の状態ですが、ここから後ろに退く時は左足から下がりますよね?

 

これは、小太刀3本目の仕太刀は、打太刀に対して1つも打突をしていないからなんです。
すり落とし→すり流し→すり込みで相手の攻撃をかわし、最後は相手の腕をロックさせているだけです。

 

これを実践で捉えて考えると、相手がいつ攻撃してくるか分からない状態なので、自分もそれに備えていつでも対処できるよう左足から退く必要があるという訳です。

 

このことを考えても、初段〜参段までに比べると、より一層の残心や迫真性が求められる理由が分かりますよね?

 

動画を繰り返し何度も見て、昇段審査前だけでなく、日頃から日本剣道形の練習をし、気位を高めることなどを意識しておきましょう!

 

 

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